結婚します
ついに結婚することになった。
マリッジブルーっていうものが本当にあるとは思わなかったけどでも確かに今日わたしは結婚式をする。
結婚をするまでに同棲もしたし義両親とも仲良くなったし準備は万端で何も残すことはないと思っていた。
でも忘れていたのだわたしの両親を。
わたしの両親は同棲しているときはすごく歓迎モードだったのにいざ結婚するとなると大反対だった。
同棲してるんだから何が違うのか私にはよくわからなかった。
みんなに祝福されながら、涙を流しながらいい結婚式をするのが私の小さな時からの夢だったから、必死に両親の事を説得した。
でも今更なにを説得していいのかわからなかったけどとにかく必死だった。
両親の不満は彼が再婚だからという理由だった。
離婚するのは何か理由があるからだと。
確かにそうだと思う。
でも今のご時世離婚なんていたるところに溢れている。
まさか自分の娘は離婚なんかせず幸せに白馬の王子様と仲良く暮らす。
とは考えていないと思っていたが、どうやら思っていたみたいだった。
わたしの顎が外れるかと思うぐらいわたしは開いた口が塞がらなかった。
でも両親のわたしへの愛情が痛いほど伝わってきた。
だから丁寧に説得することにした。
確かに再婚というリスクは拭い去れないこと。
でも本当に私を愛してくれること。
両親の心配が晴れて祝福モードになったら今度はお父さんまだ式も始まってないのに泣き出した。
わたしも旦那になる彼もお母さんも皆でもらい泣き。
ああ生きてて良かったと思えた。
わたしを生んでくれた父と母にこの姿を見せれて本当に良かった。
若かりし頃に思いがちなこと
私の友人で高校時代から付き合っていた人と結婚したカップルがいます。
とても幸せそうでしたが、これは本当に珍しいケースだと思います。
私も実際、大学時代に初めて付き合った人と結婚するのだと当時は思っていました。
この人と別れる日がくるなんて想像したこともありませんでした。
しかし、付き合っていくうちに、だんだんと終わりが見え、別れの日はやってきました。
途中でこの人と一生一緒にいると思っていたのは無理があったのかなとなんとなくは気が付いていましたが、気が付かないふりをしていました。
しかし、彼はもっと現実を見ていたようで、別れを切り出されたのです。
私のように若い頃付き合っていた人と一生一緒にいるのだと誰もが一度は思ったことがあると思います。
そしてだんだん学んでいき、その後付き合っていく人とは軽々しく結婚という単語は出せなくなってくるのだと思います。
そしてどんどん結婚に対してのハードルが高まっていってしまうのです。
今、私のいとこは高校生で大好きな彼がいるようです。
はたから見ているととても可愛らしい二人で、いつか結婚できたらいいなと言っています。
そんないとこに、続くかなと真剣に聞かれた時、私は思わず運命の人なら続くんじゃないとお茶を濁した回答をしてしまいました。
絶対大丈夫だよと言ってあげられなかったことが悔やまれます。
高校時代の彼と結婚した友人ならば、絶対大丈夫だよと言ってあげられたのになと思います。
いとこが傷つかないように、幸せを願うばかりです。