息子のサッカースクール体験
私の長男、彼は今流行りの草食系の男の子です。
5歳児でやんちゃな時期なのですが、友達と喧嘩をして帰宅したり、けがをしたりして帰ってくることがほとんどありません。
親となっては少し心配です。
そんな毎日を過ごしていたら、彼がなんと「僕、サッカーやってみたい!」と言うじゃありませんか。
もうこうなったら、彼の気が変わらないうちにと、私はすぐに近所のサッカースクールへ体験希望の申し込みをしました。
実際にその日になり、彼のテンションは相当高く、私もそんな彼の様子が新鮮でとても嬉しかったのを覚えています。
集合場所のグランドに着くと、コーチが体育会系の勢いで「挨拶はお腹から大きな声でしましょう。」と息子に教えてくれました。
ありがたいありがたい。
すると、息子は大きな声をあげて、チームメイトの待っているところまで走って行きました。
その時には感動で涙が出ると思いました。
やはり、親バカです。
すると、周りには6歳児の子ばかりで息子が一番小さいということにしばらくして気づきました。
小さい体ながらに一生懸命ボールを追いかけています。
そんな彼の姿を見ているだけでウルウルっとしてきました。
もしも、この体験が終わって息子が「やっぱりやめたい。」と言ってきても、今出せる力を振り絞って頑張っている息子を見れた私は「頑張れ、諦めないで。」と咎めずに彼の気持ちをちゃんと尊重してあげようと思いました。
すると、なんと彼はまた行きたい、ぜひサッカーを習いたいと帰宅後に行ってくれたのです。
試合中に擦りむいた膝がしみると、お風呂場でシクシクしている姿を見ると、いつもの彼に戻ったようで私もなぜだかホッとしてしまいました。
それからもうすぐ10カ月近く経ちますが、今では少し体当たりされてもびくともしない強い心と体が育ってきたのかな、なんて思っていると2歳の妹におもちゃを奪われて泣くこともあります。
息子よ、たくましく育って!