私の夢の理想と現実のギャップ

私の将来の夢。
それは小さなころから、コロコロと変わっていました。やはり、初めはお姫様。なんででしょう。
どうしても女の子の夢の入り口は結構ここら辺からスタートする人が多いのではないでしょうか。

お姫様でも、自分のイメージは毎日ドレスを着飾り、もちろん横には素敵な王子様が必ずいるのです。
そして、その次の夢はケーキ屋さん。いきなり、現実味を帯びてきました。ちょうど、幼稚園の年長さんくらいだったと思います。
ケーキが好きで、でもなかなかケーキ屋さんに行くこともなく、自分がだったらそれを仕事にすれば、毎日食べられる、と思ったのでしょう。
何とも自分らしいというか、やはりここもセオリー通りという感じがします。

そして、その次がなんと学校の先生。その頃は小学生になっていたころだと思います。
自分でお金を稼げれば、ケーキはそのお金で買って食べられることを知ったのです。自分の料理の腕前を上げることよりも、今やっている勉強を生かした仕事に就いた方が効率的です。
打算的な考え方で私らしい…。

中学校の頃になると、私はスチュワーデス(現在ではキャビンアテンダントと言いますよね。)になりたいと、卒業文集で書いていました。
さらに打算的な感じがします。
自分でよりお金を稼いで、美味しいケーキを今でも食べたいと思っている私。
もうそんな私も30過ぎましたが、お姫様にもケーキ屋さんにも教師にもキャビンアテンダントにもならずに、主婦をしています。

自分でこれらの職業に就く努力や就けなかった時の「リスク」をいろいろと考えたら、やはり好きな人と結婚して養ってもらい、好きなケーキを食べる。
本当の意味で主婦になった私はお姫様にもケーキ屋さんにもなれたのかもしれません。
あぁ、私って本当に打算的な人間です。